外国人留学生の入国・在留審査を簡素化(法務省)
政府の「留学生30万人計画」の実現に向け、森法務大臣は1月23日、外国人留学生、就学生に対する入国管理政策を緩和する方針を明らかにした。
近く新たな在留管理制度を導入することを踏まえ、入国審査の手続きを簡素化・迅速化し、在留期間も延長する。外国人学生の負担を減らすため、「就学」の在留資格を廃止し、「留学」に一本化する。
法務省は、就学生による不法就労者が減っていることや、今国会に提出する改正出入国管理法で導入する在留管理制度により、適切な管理を維持できると判断した。09年度から順次、実施する方針。
具体的には、適切な選抜や在籍管理をしている学校への留学生には、提出書類を減らすなどしてビザの発給審査を大幅に短縮。また、「留学」の場合、現在1年か2年の在留期間を延長する。大学卒業後に日本企業への就職を目指す留学生の滞在期間もこれまでの最大180日(半年)から1年程度に延ばして日本での就労を支援する。「就学」を廃止すると、日本語学校から大学へ進学しても入国管理局で在留資格を「留学」に変更する手続きが不要になる。
就学生の7割が大学に進学している実態を踏まえ、負担を減らす。法務省によると、07年末の外国人登録者のうち、「留学」は約13万2千人、「就学」は約3万8千人。国籍別では、中国と韓国が多い。就学生の不法残留者は03年の約9800人から減り続け、08年は約4300人だった。今回の「門戸開放」政策への転換は、法務大臣が私的に設けた「出入国管理政策懇談会」が今月まとめた報告書の提言を受けたものである。2009年1月25日(asahi.com)
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